今回は固定費の見直しについてお話しします。
結論から言いますと月28,000円、年間あたり336,000円の固定費を削減することができました。
最低限の生活水準を維持するのに必要なお金を把握する過程で、固定費が予想以上に負担になっているなと感じたことがきっかけで、すぐに取り組めそうだった以下の2点について見直しました。
・通信費(携帯電話の使用料、自宅の固定回線)
・保険料(生命保険、自動車保険)
もちろん食費や光熱費などの変動費も節約の対象となり得ますが、自宅から少し遠くても1円でも安いスーパーに買い物に行ったり、こまめに部屋の電気を消したりと取り組む労力の割には固定費を見直すよりも効果が小さいと個人的に判断しました。
一度に全て満点を目指すのではなく、変動費は50点、固定費は80点くらいを目指そうという考えのもと、ほんの少しの労力で行動を起こした効果は確実に出ていると身をもって感じていますので皆さんにご紹介したいと思います。
見直した固定費①:携帯電話の使用料 月5,000円の削減(2台分)
日本通信SIMへ乗り換え、月70分の無料通話+10GBのデータ通信量(ドコモ回線)で月1,390円
元々知り合いの勧めもあり、大手キャリア(au)から格安SIM(UQモバイル)へ乗り換えてはいたのですが、私も妻もデータ通信量より通話料の使用比率が大きかったので通話料が発生し削減の効果を感じずにいました。
現在の主流プランの一つである、「大容量データ通信量+通話オプション定額」が私たちにはあまり合っていないように思い、データ通信量よりも通話料の節約に特化して乗り換え先を探すことにしました。
そんな中見つけたのが日本通信SIM「みんなの合理的プラン」です。
70分までは通話料無料、データ通信量も3GB前後で推移している私たちには申し分なし!すぐに乗り換えて現在に至ります。
データ通信はそこまで使わないが、よく電話をかける方は乗り換え先候補に検討してみてはいかがでしょうか。
※ちなみに維持費がほぼかからないという理由で楽天モバイルも契約しています。私の住んでいる地域では電話が繋がりにくいことが多々あり、メイン回線にするには心許なかったのですが維持費がかからないのでサブ回線として落ち着きました。← ※2022年7月より無料ではなくなりました。最低でも1,078円(税込)かかりますのでご注意ください。
見直した固定費②:自宅の固定回線 月5,000円の削減(1年目のみ)
フレッツ光から楽天ひかりへ転用 楽天モバイル契約者は1年目のみ無料、2年目以降は集合住宅4,180円・戸建て5,280円(全て税込)
サブ回線として楽天モバイルを残していたので1年間無料の恩恵を受けられる事と、楽天市場で買い物することが増えたので購入時のポイントが少しでも増えればと思い乗り換えました。
速度も転用前と変わらず、不自由なく使用できています。ただし別途、初期登録費880〜1,980円(フレッツ光利用の有無で変わります)と工事費2,200〜19,800円(初めて光回線をご利用になる場合)がかかります。
私の場合はフレッツ光からの転用でしたので初期工事費の1,980円のみで済みました。
俗に言う”楽天経済圏”の方はご存知かと思います。そうでなくても楽天のサービスをよくご利用される方は、選択肢に入るのではないでしょうか。
見直した固定費③:生命保険 月18,000円の削減
変額保険・ドル建て保険を中途解約
自分たちで保険について考える力がなく、無料の保険相談窓口で老後の備えとして勧められた変額保険へ夫婦二人でそれぞれ加入し、長女が生まれた際に学資保険として勧められたドル建て保険にも加入中でした。
当時は、「保険で備えながら貯金もできる」という言葉に乗せられ加入しましたがよくよく考えてみると保障内容が薄く、運用実績を見てもあまり増えている実感がなかったので、もし同じ月額1万円を払うくらいなら2,000円ほどの死亡定期保険に掛け捨てで加入し、残り8,000円を自己責任で投資に回した方がまだ合理的ではないかと判断し、どちらも解約することにしました。
満期前の解約でしたので解約返戻金は共に元本割れ、手痛い勉強代でしたが後悔はしていません。
保険は万が一の事があった時、生活が破綻しないように備えて加入するもので、「もし病気に罹ってしまったら不安だから」と感情で考えたり、「怪我をしたけど○○万円保険金がもらえて良かった!」とかお金の損得で考えたりするものではないと個人的に思っています。
これでは以前の私のように、人に勧められるまま様々な保険に加入してしまい、むしろ貯金が思うようにできず生きることになりかねません。
また、日本は公的保険が充実しています。病気や怪我で医療費が高額になった時、障害を抱えてしまって働けなくなった時など、しっかりとした保障内容があるので過剰に保険に加入するよりも公的保険の制度を理解した上で無理なく貯金を進めつつ、足りない部分を補う前提で本当に自分自身に必要な保険を選ぶと良いでしょう。
兎にも角にも、保険と貯金は別々に分けて考えるべきだと高い勉強代と引き換えに学びました。
最後に
というわけで、「固定費を見直して年間30万円を削減!少しの労力で出来たことまとめ」について紹介しました。
まとめ
- 固定費を見直し月28,000円、年間あたり336,000円を削減した
- 携帯電話の通信費について、通話料の節約に特化した乗り換え先へ変更した
- 自宅(光回線)の通信費について、1年間無料の恩恵と現在の状況(楽天市場をよく利用)を加味し乗り換えた
- 公的保険制度について学んだ上で、今本当に必要だと思う保険を取捨選択した
削減、と言葉を並べてきましたが改めて振り返ってみると自分たちの頭で考えずに他人に勧められるまま行動してきた結果、余計にお金を払い過ぎていたんじゃないかと気付かされました。今回だけで見直しを終わらせずに日々、情報感度を高めていきたいと思います。
では、また。
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